今回は『YAWARA!』や『20世紀少年』で知られている浦沢直樹さんのおすすめアニメ作品、『マスターキートン』のチャプター13「心の壁」について
『あらすじや感想、漫画とアニメの違い』など紹介します!
この話は1話完結なので🔰の方にもおすすめです!
この記事を読むと
😄マスターキートンがどんな作品かわかる!
😄漫画しか知らない人にもアニメの魅力が伝わる!
😄知ってる人も「また見たい!」と思える!
それでは、さっそく、詳しく見ていきましょう!
【作品紹介】
タイトル: MASTERキートン
連載期間: 1988年~1994年
掲載誌: ビッグコミックオリジナル(小学館)
単行本: 全18巻
アニメ化:
・放送期間: 1998年
・放送話数: 全24話(日本テレビ系列)
・追加エピソード: 新たに15話が制作され、全39話
主人公の平賀・キートン・太一は、考古学者であり元SASのサバイバル教官という異例の経歴を持つ男。発掘費用を稼ぐためロイズの保険調査員を副業とし、その経歴を頼られ様々な依頼が舞い込む。冷戦直後(1990年代初頭)の社会情勢が描かれる点も見どころ。
【登場人物紹介】
イギリスと日本のハーフで、父は日本人、母はイギリス人。
今回は人探しを依頼される。
★シュナイダー(CV:鈴木清信)
かつて東ベルリンの軍の研究所の技師だった。
18年前に西に脱出し事業を起こし、今は成功している。
【今回の舞台】
ドイツ、ベルリン。
かつてはベルリンの壁で東西に分かれていました。
今回のエピソードではその歴史が深く関係してきます。
(出典:紀行地図)
【あらすじ】
ドイツのシュナイダー邸でキートンがシュナイダーから妻子を探して欲しいという依頼を受けていた。
シュナイダーはかつて、東から西に脱出する過程でやむを得ず、妻子を残してきたのだった。
死んだとばかり思っていたが、最近になって妻が生きているかもしれないとの情報が舞い込んできた。
キートンは情報が載っていた記事を頼りにシュナイダーの妻子を探すことになった。
【漫画とアニメとの違い】
★最後のシーン
今回のエピソードでは概ね漫画と同じですが、最後のシーンだけ違います。
一枚絵のシーンですが、かなり印象違うと思います。詳しくは後述します。
【感想、見どころ】
★オルゴールの曲
今回のエピソードではオルゴールから流れる曲が重要な要素になってきます。
漫画では当然、歌詞のみですがアニメではちゃんとメロディがついています。
このメロディが歌詞とマッチしていて非常に良い歌に仕上がっています。
漫画しか見たことない方でもこの曲が聞けるだけでアニメを見る価値があります!
※ちなみに漫画とアニメでは1箇所だけ歌詞が違います。
おそらくメロディに合わせるために変更したのだと思われます。
★東西ドイツの歴史と巻き込まれた家族の物語
当時、ドイツはベルリンの壁という壁によって東西に分断されていました。
現在は壁は崩壊しましたが、家族の傷や心の壁は残ったままです。
このように歴史の背景の裏で犠牲になった人たちのことを考えるとやるせなくなり、考えさせられるエピソードですよね。
★最後のシーン
最後のシーンは漫画とは違うのですが、だいぶ印象が違います。
ネタバレを避けるため、詳しくは言えませんが私なりに考えることがあります。
やはり長くあった確執はすぐには縮まらないのではないかと思いました。
そう考えると漫画の終わり方は若干不自然のような気がします。
なので、アニメの方が終わり方が自然でしっくりきました。
【今回の学び】
第二次世界大戦のとき、ドイツでは「ナチス」という政党が国を支配していました。ナチスは、自分たちに反対する人やユダヤ人、障がいのある人たちを無理やり捕まえて「強制収容所」という場所に送りました。そこでは、とてもきつい仕事をさせられたり、ひどい扱いを受けたりしました。
戦争が終わると、ドイツは東と西の2つに分かれました。東の「東ドイツ」という国では、政府に逆らう人や西側に逃げようとする人を「シュタージ」という秘密警察が捕まえていました。捕まった人たちは「拘置所」という特別な施設に入れられて、厳しく取り調べられたり、監視されたりしていました。
【最後に】
いかがでしたか?今回はドイツの歴史やそれに関わる家族の話で少し重めでしたが、考えさせられるエピソードだと思います!皆様も良かったら見てくださいね!
最後まで読んでくれてありがとうございました!